石の吸水率とは?

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皆さんは、「石の吸水率」という言葉を聞いたことがありますか?お墓を建てる時の石選びの際に、選択基準の項目として気にされる方も増えています。お墓だけではなく、建築などで石を使う際にも確認することがある項目です。では、「石の吸水率」とはどのような項目なのでしょうか?今回は、「石の吸水率」について簡単にご説明したいと思います。

目次

  • 石の吸水率とは
  • 墓石にはどんな影響があるの?
  • まとめ

石の吸水率とは

吸水率とは、石材が水分を吸収する割合を実験結果をもとに数値で表したものです。10cm×10cm×20cmの直方体の石を水面と平行にし、上部1cmを常に水面上に出るように浸水して、20℃±3℃で多湿の恒温室内に48時間置き、取り出し後に手早く水分をふき取り、量った質量を吸水時の質量として、乾燥時の質量と比較するための計算式によって算出された数値です。JIS(日本工業規格《Japanese Industrial Standards》)規格では、試験体3個の平均値を表しています。数値が低いほど、水を吸いにくい石ということなります。

墓石にはどんな影響があるの?

それでは、吸水率の違いにより、墓石にどのような影響があるのでしょうか?吸水率は、石の密度や硬さと密接な関係にあります。石には目に見えない細かな穴や隙間が表面にあり、石の種類によって程度の差はありますが、水を吸う素材です。石の目が詰まっていて密度の高い石は、水も吸いにくく硬い石だと言われています。石が水を吸い、抜けきれずに蓄積されると、艶や色の変化など表面の経年劣化だけでなく、冬場の凍結などにより、ひび割れの原因にもなると言われています。墓石は、長期に渡り雨風にさらされる条件下にありますので、吸水率の低い石を選ぶことにより、表面の状態を長く維持でき、耐久性に優れ、劣化が起こりにくいということになります。

まとめ

石材は種類も多く、石目や石の色、産地などによっても異なりますし、全ての石材が実験による吸水率の表記がされているわけではありませんが、石材を選ぶときには吸水率も気にしてみてください。一般的に墓石で使用されるのは御影石ですが、国内産、海外産と価格も様々です。生産量の少ない石は、希少価値などにより価格も上がりますので、価格の高い石が必ずしも吸水率が低い石とは限りませんので注意してください。
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勝田至

勝田至

製造業、接客業、運送業と色々経験して
たどり着いた石材店に早や10数年。
4年間の工事部での経験を生かし、お客様の想いを形にするべく日々墓石CADと格闘しながら、提案して形にした数は、2000基以上。
プライベートでは、3人の子供たちに癒されながら、趣味のフットサルやゴルフ、友人や同僚とお酒を飲むことが楽しみ。

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