お骨は土に還るの?水になるって本当ですか?

梅雨の時期になりじめじめした感じで気温も上がり、ふっくらボディーの自分としては最も嫌な時期になりました。アドバイザー藤田です。さて、今日はお客様とのお話の中で時折質問される「お骨」は無くなるのか?(水になるという人もいます)という事に関して書いてみようと思います。

目次

  • お骨は土に還るの?
  • 水になるって本当ですか?
  • 現在のお骨事情
  • まとめ

お骨は土に還るの?

結論から申し上げますと、現在のような「焼骨」の場合には土に帰るまでにかなりの長い期間が必要と思われます。(数100年単位で)
元々「土に還る」というのは現在のような「火葬」のお骨ではなく「土葬」のお骨に対して起こりやすいものであり、土に還る条件としても、埋められた墓地の土質やバクテリアの存在など様々な要因によって変わってきます。土葬のものでさえ100年以上経過していてもほとんど変わらない状態でご遺骨が出てくることもあります。ご遺骨の主な成分はカルシウムですので酸性の土壌では比較的土に還る期間は短くなるようです。

水になるって本当ですか?

こちらも良くお客様より質問がありますが、恐らく「水になる」のではなく、骨壺に「水が溜まる」のが正解ではないかと思われます。これは昔からの「土葬」ではなく「火葬」して骨壺のまま納骨する際に、骨壺内に結露した水が溜まったものを、何らかの理由(親戚やお身内の納骨や解体工事など立ち会われた時)で骨壺を開けた際に、水が溜まっているのを見て伝わったものではないかと推測されます。実際に骨壺を納める納骨室は湿気が多くなりがちで、骨壺も陶器で出来ている場合が多いためそのような状況になります。
ちなみに今までの経験上、骨壺にたまった水は非常に澄んだ綺麗な水であることが多いです。これはお骨が焼骨であるため「炭」と同じように浄化作用が働くためと思われます。

現在のお骨事情

現在は日本国内での埋葬は基本的に「火葬」しての埋葬が主流となっています。これは衛生面や埋葬場所の確保の為、自治体によって決められていることが多くみられます。日本国内では99%が火葬して焼骨での埋葬になっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?「土に還る」という表現は昔、土葬をしていた頃の名残りで、実際には現在の「焼骨」ではほとんど土に還る事はありません。(数100年経てば分かりませんが。)
ちなみにお墓を改葬する際にも、ご遺骨の有無で改葬の手続きに違いがあります。ご遺骨が土に還っている場合には、改装許可申請の必要がありませんが、残っていた場合には必要となってきます。最近は改葬・墓じまいのご相談も多くなってきました。お墓や供養のご相談に関しては牧之原石材にお気軽にご相談ください。
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藤田真吾

藤田真吾

アドバイザー株式会社牧之原石材
延べ20年間静岡の主幹産業である茶業界を務める。
人と接することの楽しさと喜びを知り、牧之原石材でアドバイザーの道を選ぶ。お客様の想いを汲み取り、より良い提案を心がけて奮闘中。
プライベートでは4姉妹の父。子供の成長していく姿が何よりも楽しみという女の子に囲まれた心優しい父でもある。

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