檀家になっているお寺を離れることや「宗派」を変える事は可能なの?|離檀について 静岡県

お墓を建てる・引越し・跡継ぎ・墓じまい・霊園・寺院探し

先日、お客様よりこんなご質問がありました。「お墓を移転しようと考えていて、その際にお寺さんも変えて、宗派も変えようと思っていますが、それはできるのでしょうか?」との事でした。本日は、その事について詳しく解説していこうと思います。

2016年3月12日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年5月11日に改めて公開しています。

目次

  • お寺や宗派を変えることはできるの?
  • どんな変更点があるの?
  • どのように進めたらいいの?
  • まとめ

お墓を移転する際に、お寺や宗派を変えることはできるの?

お客様からの質問に対するお答えをします。信教の自由によって定められているように、「お寺」を変える事も「宗派」を変える事も、基本的には可能です。宗派を変える事を「改宗」と言います。厳密には、同じ宗教内で別派に移ることを「宗旨替え」別宗教に信仰を変えることを「改宗」と言うそうです。お寺を変更するには、現在檀家となっているお寺を離壇する必要があります。
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お寺や宗派を変える際には、どんな変更点があるの?

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お寺や宗派を変えるということは、お経や供養の作法が変わることになります。同じ宗派でもお寺によって作法や決まり事に多少の違いがあります。基本的には戒名や位牌、仏壇などは変更しなくても良いと言われていますが、戒名をつけない宗派などもありますのでお寺に確認するのが良いでしょう。現在のお墓をそのまま使用する場合には、お墓に彫ってある文字の変更も必要となる場合もあります。費用が掛かることなので事前に確認が必要です。別宗教に変える場合には、すべて変える必要があるでしょう。お墓はそのまま使用できることもあります。

お寺や宗派を変える際には、どのように進めたらいいの?

改宗するということは新しい宗派のお寺の檀家にしてもらうということなので、受け入れてもらえるお寺を確保しておくことが必要となってきます。実際に住職ともお話をし、どのようなお考えを持った方なのか、どんな人柄なのか、ご住職の奥様はどんな方なのか等、知っておくことも大事かと思います。今まで檀家としてお世話になったお寺にも事情をきちんと話してけじめをつけておく必要があります。先祖からお世話になったお寺なので感謝の気持ちを持って誠意ある対応をするようにしましょう。ここを疎かにすると後々のトラブルの原因にもなります。離壇料や入壇料なども事前に確認しておくのが良いでしょう。お墓も移動される場合には、「改葬」の手続きが必要になります。当然、石材店にも確認と依頼が必要となります。
詳しくはこちらを参考↓
どうすればいいの?お墓の引っ越し。~手順編~ 
どうすればいいの?お墓の引っ越し。~費用編~
先祖から受け継いできたお寺(宗派)やお墓ですし、地域によっては宗教色が濃く、改宗に神経質になる必要がある場合もありますのでご親族を交えてよく相談しておく必要があります。

まとめ

以前は、先祖からのお付き合いがあるお寺とは縁が深かったものですが、近年では仕事の都合で転勤なども多く、実家と離れて生活する方も増えていますので、菩提寺が遠いためお墓を移したいという人や、お寺の住職と気が合わないからお寺を変えたいと考える人も少なくありません。宗教は先祖や故人の供養のためであると同時に生きている自分たちの拠り所となるものでもありますので、ご自身の考え方にあった宗派に変えることは可能ですが、服を着替えるように気分でコロコロ変えるものではありませんので、ご家族ご親戚と相談し、よくお考えいただきたいと思います。代々に渡り受け継がれてきたご先祖様の想いも大事にして頂けたらと思います。

お墓を持たずに供養を検討している方へ
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勝田至

勝田至

製造業、接客業、運送業と色々経験して
たどり着いた石材店に早や10数年。
4年間の工事部での経験を生かし、お客様の想いを形にするべく日々墓石CADと格闘しながら、提案して形にした数は、2000基以上。
プライベートでは、3人の子供たちに癒されながら、趣味のフットサルやゴルフ、友人や同僚とお酒を飲むことが楽しみ。

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